今日の薬膳料理は、
「豚ハツとほうれん草の山椒炒め」
薬膳には「冬病夏治」という言葉があります。
冬の慢性病、陽気(カラダの中から温める力)不足などが原因で起こる冷え症や関節痛などを夏の間に予防・治療するという考えです。
なので、
冬場、冷えにお悩みの方は、夏にこそ身体の内側から温める!
身体の内側から温める食材には、
ニラ、唐辛子、山椒、グローブ、シナモン、乾姜(一度加熱してから乾燥させた生姜)などがあります。
汗をかくほど辛くするのは逆効果なので、料理に少し唐辛子や山椒を使ったり、お菓子やパン、紅茶などの飲み物にシナモンを入れたりとちょっと意識してみてください。
写真2枚目は先週の猪をテーマに幕張本郷にある「中国四川酒家 蔓山」での勉強会の1皿。
「館山産猪レバーの四川省産唐辛子炒め」
1個40gくらい大ぶりに切ったレバーを使った料理。
私にはレバーをこんな塊で調理するという発想もなかったのでとても新鮮でした。
味も抜群!早速うちのお店でも提供します。
材料 豚ハツスライス150g、ほうれん草1/2束、ニンニクみじん切り少々、粉山椒
調味料 酒大さじ1、塩ふたつまみ、すり黒胡麻小さじ1/2
作り方
1.ほうれん草は5cm長さに切る。
2.フライパンに油大さじ1と豚ハツを入れ中火で炒める。
3.ハツに火が通ったらほうれん草とニンニク、黒胡麻を加え炒める。
4.仕上げに塩で味付けし、皿に盛り付け粉山椒を振りかけて完成。