2022-05-08

「減塩薬膳」太刀魚とセロリの四川風蒸し

薬膳的思想 【整体観念】

個々のものが関連しあって”全体でひとつ”という、中医学の特徴的な考え方のひとつです。
人の体の中は全てつながっていて、どこかが悪くなれば、そこにつながるところにも強く影響を及ぼす。

漢方や鍼灸も同じ考えで、症状が強く出ている部位のみを治療するのではなく、症状の「根本原因」を探し出し、治療して行きます。

哲学思想を元に発展した医療なので「すぐになるほど!」とは理解しづらいですね。
私も薬膳を学び始めた頃は、これがホントに理解できませんでした。

薬膳も漢方と同じく、メインで養生する部分と、その影響を受ける部分の両方を補う材料を使い料理を考えます。

今日の減塩薬膳は、
【太刀魚とセロリの四川風蒸し(食塩相当量0.93g)】
春に養生する肝を補う太刀魚とセロリを使ったピリ辛の料理です。

材料 太刀魚1切80g、セロリ、にんじん30g、玉ねぎ40g
調味料 減塩醤油、酒、酢、オイスターソース、ごま油各小さじ3/4、豆板醤小さじ1/6

作り方
1.野菜をみじん切りにし、調味料と合わせる。
2.皿に太刀魚を乗せ、上から1をかけラップをして12〜15分蒸す。

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