今週のランチの薬膳スープ。
「乾姜(かんきょう)と玉ねぎのとろみスープ」
乾姜(かんきょう)で身体を温め、青ネギと玉ねぎで巡りをよくする冬の薬膳スープです。
ショウガは生と加熱したものでは効果が変わります。
「乾姜(かんきょう)で身体を温める」
乾姜(かんきょう)は、一度蒸してから乾燥させた生姜です。
加熱することでジンゲロールがショウガオールに変化し、主に体を温める作用として力を発揮します。胃腸を刺激して、体を深部から温め、冷えからくる腹痛や下痢などに効果的です。
「生姜(しょうきょう)で胃腸を調える」
生姜(しょうきょう)の主成分であるジンゲロールは、胃の機能を高める健胃作用があります。
生姜(しょうきょう)にも血流を良くする効果はありますが、発汗を促し体の深部の熱を逃してしまうので、逆に身体を冷やしてしまう可能性も。生姜は身体を温めるより、お腹の働きを調えます。
体を温める作用があるのは、加熱したショウガ「乾姜」です。
作り方はショウガを皮ごとスライスして1時間蒸し、乾燥させる。
少し手間はかかりますが、作業は簡単です。
面倒なら「蒸し生姜」という商品が販売されていますのでそちらをお試しください。
生のショウガを使うなら、加熱すると身体温め効果は高まります。
寒い冬。
外から温めることも大事ですが、毎日の食事にショウガを取り入れて、体の中からの温活を意識してみてください。